楽しかった地蔵盆       

 前日から法友会の方々で地蔵盆の準備が始まりました。

今年は各地で熱中症で倒れる方が多いので、特に注意して、

こまめに水分補給をし、首のタオルには保冷剤を挟み込んで

もらって準備作業を行いました。お地蔵様の上や前にテントを張った

り、
祭壇作りに百三十個以上ある地蔵盆の提灯を吊りました。

テントの回りや
境内に提灯をぶら下げると地蔵盆の雰囲気が

盛り上がります。午前中には
地蔵盆の準備が完了し午後から

本堂内の清掃をして頂き準備完了です。

 八月二十一日午後一時三十分から手嶋敬徳上人と安藤順法上人を

お迎えして地蔵盆の勤行が始まりました。お地蔵様は真新しい

「よだれかけ」になり、祭壇には沢山のジュースやお菓子に

くだもの
のお供えが並びました。扇風機3台をフルに稼働しても、

この暑さでは叶いません。それでもお参りされた方々は流れる汗を

拭きふき焼香をされていました。地蔵盆のお勤めが終わると皆さんは

クーラーの効いた本堂に戻られて水分を補給されたり休憩されて

二時からの講日に備えられました。

 午後二時から手嶋敬徳上人導師の元で講日が始まりました。

今月は泰玄院日久上人の祥月命日にあたり報恩会が執り行われました

母子会の子供達の可愛い声で「ナムミョーホーレンゲキョー」も

聞こえてきます。途中、先師の御遺徳に感謝し焼香が入り

役員代表焼香の
後、続いて参詣者の方々に子供も交じり焼香を

手向けさせて頂きました。

報恩会が終わると子供達は一斉に研修棟に集まりました。

母子会の出席カードに書かれた「おやくそくごと」を会長の発声に

続いて大きな声で斉唱します。そして出席カードに自分の好きな

スタンプ印を押して境内へ飛び出して行きました。

境内では子供の好きな遊び、スーパーボールすくい・磁石で作った

魚釣り・
水槽のコイン落とし・輪投げ・シャボン玉などが

用意されています。子供達は自分の好きな遊びから始め

大きな声が境内に響いていました。

 その頃、本堂では手嶋上人よりご法話を拝聴し

「どんな時でも、
お題目を唱え、妙法蓮華経のように生きる。

慈悲、至誠、堪忍の三徳で
生きれば必ず成仏出来て仏となれます」

とお話しを聞かせて頂きました。

 
ご法話の終了後には参詣された皆さんは「冷やしうどん」と

「かき氷」の
ご供養を頂かれました。今年の「かき氷」は

特製の一品があり手作りの
「赤紫蘇蜜入り」で

赤紫蘇のサッパリ感と甘みが良く色も美しくて
好評を頂き

沢山の方に召し上がって頂きました。

 後片付けは法友会の方々や母子会のお父さん方に子供達も交じって

一斉に始まり手分けして短時間の内に終える事が出来ました。

遊んでいるときの子供達の嬉しそうな顔を見ていると前日の準備の

苦労も忘れて「よっしゃー、また子供達の為に頑張ってやろう」と

言う気持ちが湧いてきました。この笑顔を絶やしたらいけないと

心に誓い
無事終了し帰路に就きました。
                          通信員